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うつ病と向き合う話(その2)

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うつ病
Unsplashcharlesdeluvioが撮影した写真
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僕の務めている職場は3月が事業年度となっています。

そのため、大学に在学中に仕事に務めるような形となりました。


初めて着任した部署は、現場中心で外回りなどの営業を行う部署でした。当時のS係長(現在の所属部署の課長となり、後々の「うつ」発症に繋がります)は豪快な性格で、頼もしい存在でした。先輩もどちらかというと体育会系のような先輩で、他の部署と比べると活発な部署でもありました。

着任当初は戸惑ったものの、良く言えば面倒見のいい上司と先輩のいる部署で、楽しく仕事をすることができました。

着任してから5年ほどして、隣の部署に移動してきた女性職員と親しくなり、半年後に入籍することができました。今思うと、僕なんかが妻(当時の彼女)とお付き合いすることができるなど到底思えず、僕は人生のほとんどの運を使ったのではないかと今でも思いました。


それから1年後の着任から6年ほど経った年でした、異動辞令が出されました。


異動先も前回と同様、外回りを行う部署でしたが、今までと大きく違うのは規模でした。

今まではせいぜいお客様が二百名程度でしたので、私を含めて5名の営業で回っていました。今度の部署は一気に千人以上の顧客を抱える部署となりました。

とはいえ、やることは大き変わらないため、その顧客に合わせた提案や説明を行うだけでした。幸いお客様にも恵まれ、1年程度外回りをしていたら、困ったことがあれば僕に問い合わせすれば大丈夫といっていただけるようになり(僕自身もわからないことも多いため周りの先輩や同僚に助けていただくことも多かったのですが)、信頼していただけるようになりました。

規模が大きいため、今までいた部署と違い、帰りが遅くなったり、時には夜の会食もあったため妻にはとても大変な思いをさせてしまいました(このころは子供が2人産まれており、3人目も妻のお腹の中にいました)。それでも、理解ある上司と同僚たちやお客様のお陰で、定時に上がることもできました。

そして着任4年目の冬に、社内で初めて男性の育児休暇を取得することができました。期間は2ヶ月間でしたが、上司は「今後の男性の育児休暇取得に対して、会社全体にいい影響を与えてくれる」ということで、とても前向きに対応して頂きました。


それから1年後、この部署に着任してから5年ほど経ち、また異動辞令が出されました。


この異動辞令が、僕を「うつ」に繋げていく要因でした。

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