「新車」と言いながら、実際には中古モデルです。
それでも、自分にとっては間違いなく新しい1台との出会いでした。
XDS BD3のカスタムを自転車店に依頼した際、作業中の空き時間に代わりとして用意してくれたのが、このFOCUS WHISTLER CORE 2018。
倉庫から出てきた瞬間、「ちょっと乗ってみますか」の一言で試走し、気づけば購入が決まっていました。
価格は 5,000円(税込)。
金額以上の価値と、これからの伸びしろを感じさせてくれる1台です。

車体スペックと基本構成
- モデル:FOCUS WHISTLER CORE 2018(2017年製造)
- フレーム:アルミ
- フォーク:フロントサスペンション(ハードテール)
- コンポ:Shimano Tourney(3×8=24速)
- ブレーキ:前後 機械式ディスクブレーキ
- ペダル:Wellgo製(純正 or 交換品かは不明)
7年前のモデルではあるものの、基本構成に無理がなく、今も実用性の高さをしっかり感じられます。
特に機械式ディスクブレーキの安定感は心強く、街中でも扱いやすい印象です。
走りの印象
フロントサスペンションの動きが素直で、段差の処理が上手く、路面の粗さをうまく吸収してくれます。
大きなジャンプや荒れたコースこそ得意分野ではありませんが、
- 小さな段差
- ちょっとした未舗装路
- 気軽に走るトレイル
このあたりを気持ちよく楽しめるバランスです。
気負わず乗れて、素直に「走るのが楽しい」と感じられます。

気になるポイントと伸びしろ
経年からくる要素はいくつか見られますが、いずれも「交換すれば大きく変わる部分」です。
特に、
- シフターのクリック感が薄く、変速のフィードバックが曖昧
- シフトアップ側は比較的しっかりしている
- 変速の操作感に改善の余地あり
この点は シマノ SLX系 への交換で、しっかり狙った操作感を取り戻せるはずです。
カスタムの方向性
XDS BD3で行ったフロントシングル化の快適さが自分に合っていたため、この WHISTLER CORE も同じ方向性に進めていく予定です。
- フロントディレイラー撤去
- フロントシングル化で操作系を整理
- クリック感のあるシフターへ換装
- 迷いのないシンプルな走りへ
カスタムのベースとしても良い余白があり、これからの変化が楽しみな1台です。
(※フロントシングル化の手順は過去記事にまとめています → リンク挿入)

まとめ
- 5,000円とは思えない走行性能とベースの良さ
- 年式は古くても素直で扱いやすい車体
- 変速まわりを整えれば一気に化ける可能性
- いじる楽しさ、走る楽しさをあらためて感じさせてくれた1台
偶然の出会いでしたが、こういう“寄り道のような一台”にこそ、後々心が動かされることがあります。
これからこのバイクがどう変わっていくのか、自分自身も楽しみにしています。


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